昨日の神奈川昆虫談話会でG松さんが講演をされたのは、アオキクスイカミキリについて。あまりに珍しいカミキリムシであることから、「採ったら死ぬ」と言われている。
この「採ったら死ぬ」というほどの珍虫は、実は他にもいるようだ。
ちょうど読み終えた小松貴著の「晴れでも雨でも昆虫学者」(新潮文庫)では、アオヘリアオゴミムシ、オオヒラタトックリゴミムシ、キベリマルクビゴミムシの3つの稀種のゴミムシを「ゴミムシ御三家」と呼び、キベリマルクビゴミムシは「採った人間は死ぬと言われている」とある。
ちなみに、オオヒラタトックリゴミムシは「採った人間は神になる」、アオヘリアオゴミムシは「採った人間は病気が治る」そうである。アオヘリアオゴミムシは最近各地で採集されているようなので、一部のゴミムシ屋の健康状態は劇的に改善しているかもしれない。
まあ、「採ったら死ぬ」というのは少々大袈裟な表現であるものの、稀少な虫を探して探して探して探して探して(何故か5回連呼)ようやく見つけたときは、それこそ天にも昇る気持ちになるだろう。「採ったら昇天する」のである。
自分は基本的に「地域ファウナ解明型虫屋」(造語)であるため、特定種を探し続けるということはあまりないのだが、珍虫を追い求め続ける物語には、虫屋としてやはり心が大いに惹かれるものがある。
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