昨日の神奈昆例会での〇スヒコさんの講演ネタの続き。
明治神宮内の草地では在来種のカントウタンポポの群落が残っていて、それについては神宮の「森の壁」が外来種(セイヨウタンポポ)の侵入を防いでいるからではないか、という解説がなされていた。
自分は植物について知見に乏しいが、都区部の野草ついては、古くから手つかずの土地には在来種が残るが、土地を造成する(すなわち、重機で土をひっくり返す)と外来種がたちどころに侵入して優占種になってしまうのではないかと思っている。神宮内にカントウタンポポが残っているのは、森が物理的な壁となって守っていると言うよりも、長くその草地を重機で混ぜ返していないからではないだろうか。
しかし、虫については、もしかしたら「森の壁」というものはあるのかもしれない。
というのも、実は現在進行中の皇居の調査では、あれほど東京都区部の湾岸に近い地域を席巻しているリュウキュウツヤハナムグリが、皇居には侵入していないという結果が出ているのである(関東昆虫学研究会(12月17日)における発表)。この例からすると、「森の壁」というのは実際に物理的な効果を持っているのかもしれない。
このように、皇居はあたかも見えないバリアーに囲まれた、陸の孤島のようである。明治神宮の調査では、何故かナナホシテントウが記録されなかったそうだが、皇居の調査では、都区部の何処にでもいそうなオオメキバネハムシダマシ(旧称ハムシダマシ)が記録されていない(もしかしたら今回他のメンバーが見つけているかもしれないが)というのは、不思議なものである。
※今日の日記では、あえて「都区部某所」という言葉を使いませんでした。
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