フトゲチビツチゾウムシ
Trachyphiloeosoma roelofsi は、関東地方からの記録が少ない虫である。The Insects of Japan第4巻(2015年)では神奈川県が分布の北限とされており、その後東京都や千葉県でも見つかっているが、この3県での採集記録は今のところきわめて限られている。
一方、昨年11月に日本甲虫学会の大会が催された八王子市の大学の構内では、多産するポイントが見つかっている(おそらく未発表)ので、探せば居るのだろう。しかし、わが目黒区の公園内に多産するポイントがあるとは、予想外だった。
↓土まみれの個体。
落ち葉を篩って小さな土壌性ゾウムシを探すのは、鉱脈探しに似ている。とは言え、鉱脈は地質図を頼りに探すのだろうが、土壌性ゾウムシは何を頼りに探したらよいかがわからない。落ち葉層を形成する樹種を頼りにするのであれば、昨日のポイントはスダジイに囲まれた日当たりのよくない場所で、落ち葉の多くは一本の大木から落ちたクヌギの葉だったが、それだけの条件であれば多くの場所が当たってしまう。
経験を積んで「勘」を養うしかないが、「数打ちゃ当たる」以上のことは期待できないかもしれない。
ログインしてコメントを確認・投稿する