今年は昆活上の宿題をいくつか片付けることができたが、積み残った課題もある。
まず、新宿区のビル街の片隅で発生しているイタドリハムシ。イノコヅチの葉上で何頭も見つけたのだが、飼育してみるとイノコヅチの葉を食べているわけではなかった(イノコヅチはイタドリ等のタデ科ではない)。かと言って、そこにはイタドリが見当たらない。いったい何を食草にして発生しているのか、春に見極めてみたい。
そして、カシノナガキクイムシ。東工大キャンパスで発生していることは確認したが、今後どのような展開になるのか、そのコナラが枯れてしまうほど大発生していくのか、監視していかなければならない。他の場所のナラやシイ類も、注意していく必要があるだろう。いっそ大発生してもらって、ルイスホソカタムシの目黒区産を狙う、などというのは不謹慎と言うべきだろう。
東工大キャンパス内に、スーパー局所的に生息しているコガタルリハムシとヤマトスナゴミムシダマシも、継続観察対象種である。
港区を起点とするクズクビボソハムシは、今年は目黒区でもすっかり定着し、伝聞情報を含めれば、今や品川区・大田区・千代田区・渋谷区・文京区・中野区にまで広がっている。来年は神奈川県でも記録されることだろう。
こんな風に、結局来年もまた、都区部市街地内をウロウロしていくこととなりそうだ。
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