今年の昆活のハイライトは、隣の区の某寺院の境内で、アオカミキリを採集できたことだ。
その虫の存在に気が付いたのは、昨年の6月。それから一年越しの採集となった。
市街地内での採集は、めったに長網を振るうことはない。そうすべき場面もあるのだが、たいていは人目が憚れる。
しかし、アオカミキリはそうしないと採集できない。朝の青空の下、網を伸ばして虫を捕えるという「昆虫採集かくあるべき」ということができたのは、実に清々しいことだった。厳粛であるべき境内での蛮行でありながら、カエデのための害虫退治と思えば罪悪感もない。
今年は大自然の下での採集をする機会のない実に残念な年となったが、初夏までは週末ごとに市街地内のアオカミキリを追っていたのも山へ行かない理由の一つだったので、この採集を思い出して心のバランスを保っているところである。
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