クロミジンムシダマシという、小さくて地味な虫がいる。
今頃の都区部某所では、古めの朽ち木、各種キノコ、落ち葉、枯れ草など、どこにでも多数見られる。
ところが、自分はこの虫を我がフィールドの目黒区などで見たことがない。あれほど朽ち木回りなどで虫探しをしているのに、何故か見つからないのだ。
そこで、この虫の東京都区部での分布状況を見てみると、記録としては皇居と白金自然教育園(港区)しかない(自分がイモなだけではなさそうである)。明治神宮調査の目録にも載っていないのは意外である。
いかにも普通種に映るこの虫は、やはり都区部の市街地環境には弱いのか。
どこにでもいそうな普通種でありながら都区部市街地で見られない虫として、先般はクロツヤキノコゴミムシダマシを挙げたが、クロミジンムシダマシも同じ意味で環境指標になるかもしれない。
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