こんなに穏やかに晴れた11月の日は、ルリクワガタ類の材割り採集をしに山に行きたくなる。しかし、実際には、そんな時間も気力も体力もない。
そう、東京に住んでいると、ルリクワガタ類に会うには時間と体力が必要だが、フランス・パリに居たときは最短距離で車で15分、米国・ワシントンDC郊外に居たときは最短距離で車で5−6分で採集可能地に辿り着けた。特に米国の採集環境は、今から思うと夢のようだった。
米国で採集できたのは、Platycerus virescens。この材割り採集には、2つの長所と1つの短所があった。
長所1:平地にブナ林があり、前述したとおり、居住地の近くで採集できた。
長所2:多くの個体が1年1化であり、10月を過ぎると材中で幼虫↓が見られることは稀で、ほとんどの個体が成虫になっていた。
短所:和名ではルリクワガタ類なのに、色が黒っぽいため、材中で見つけても「キラッ」と光ることはない↓。
それでも、採集の手ごたえは、ルリクワガタ類のものである。特に、2番目の長所である「材から成虫しか出ない」ことは、今から思うととても幸せなことであった(日本やフランスでは、材割り採集は決まって幼虫地獄に陥る)。
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