東工大構内の一角のギシギシで繁殖していたイチゴハムシが、忽然と姿を消した。
以前はそのギシギシではコガタルリハムシが繁殖していたのだが、米国赴任から帰国後の2017年春に、ギシギシの優占種がイチゴハムシに置き換わっていて驚かされた。その後2019年に至るまで、そこではイチゴハムシを多数を観察したが、2020年4月に1頭を確認した後、それっきり姿を見ていない。
現在の、その一角のギシギシ↓(9月12日撮影)。甲虫の姿はない。
2019年には、このギシギシが雑草として抜き取られた後も、直ぐ近くのイヌシデの群落に移ってその葉を穴だらけにするなど、しぶとさを示していたというのに。今は、イヌシデにも姿はない。
何故、居なくなったのだろう。
もっとも、少なくとも米国赴任前の2014年まではその場所にイチゴハムシは居なかったわけであり、本来は、何故そこにやって来たのだろう、という問いから始めなければならないのだが。
この件に限らず、虫の消長には、不可解なところがある。人間には感じとれない微妙な環境の変化があるのだろうか。
一方、コガタルリハムシは、イチゴハムシの出現により、近くのスイバに追いやられ、毎年の発生数も目に見えて減少していた。さて、イチゴハムシが去ったからには、コガタルリハムシはここのギシギシに戻ってくるのだろうか。
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