金曜(26日)の夜回りネタ。まだ全面的に通行解除がなされていない東工大キャンパスに行ってきた。
カシノナガキクイムシが宿っている2本のコナラを見て回った。
1本目。フラス(木屑)は目立って出てはいないが、粘り気の強そうな樹液が出ている。これは、カシノナガキクイムシの仕業であるように見える。
樹液を噴出している小さな丸い穴から出てきた、カシノナガキクイムシ。
2本目のコナラもフラスを出していないが、根元近くで樹液を旺盛に出している。
この粘り気のありそうな樹液は酒場としての人気が今一つのようで、この夜はカナブンが1頭見られたが、たいていはアカマダラケシキスイとモンチビヒラタケシキスイしか見られない。
その樹液をよく見ると、なんと、カシノナガキクイムシが何頭も樹液まみれになっている。動いていないので、溺死しているのかもしれない。そうであるとすれば、奇妙な生態である。
樹液の中から7頭ほど摘まみ上げる。
↑のようにして一晩放置していたら、このうちの多くが翌朝までにわずかながら動いた形跡があった。それらは、樹液で溺死寸前の、「虫の息」の状況だったようだ。
結局、8頭のカシノナガキクイムシを採集したわけだが、残念ながら皆♂だった。前胸背板に点刻を持つという♀を見つけたいのだが、昨秋以来これまで樹幹で見つけた個体はすべて点刻のない♂ばかり。♀は樹幹に出てくることはないのだろうか。
蛇足。
「お、見たことのない紋のあるケシキスイだ」↓と思って摘み上げたところ、持って帰ったらド普通種のマルキマダラケシキスイに化けた。夜間にライトで照らすと、様子が違って見えるのである。
ログインしてコメントを確認・投稿する