今日は気温が20℃近くにまで上がる、春本番の陽気。ワシントン市内の森へ出掛けてみた。
しかし、ここでも森の中は依然として冬枯れ模様。ブナの芽はまだまだ固い。
それでもワシントン市内は、郊外のメリーランド州よりも一週間以上季節の進行が早いようで、野草の花がずいぶん咲いている。ようやく探しあてた、スミレ?↓
木の幹で、冬蛍
Ellychnia corrusca がじっと日差しを浴びていた↓。
良い状態の馬FNがあり、気温が15℃を超えているというのに、エンマやマグソコガネなどのFN虫はまだ見られない。ずいぶんと遅出のようだ。
仕方がないので、斧を車からとってきて、ルリクワガタでも・・・
と思ったら、アンペ
Ampedus nigricollis↓。
腹と肢が黒いルリクワガタの♀↓。
腹と肢が赤い同種の♀↓。数はこちらのタイプの方が多い。
そして、♂↓。結局、3♂4♀採集。
午後2時を過ぎてさらに気温が上がったので、メリーランド州に戻って近場の自然観察舎近くの森へ。
コンクリの舗道に注目していたら、なんと、ハンミョウがもう活動していた
Cicindela sexguttata↓。
さて、ワシントンで採集しているルリクワガタは、「世界のクワガタムシ大図鑑」(むし社)の図版との絵合わせ同定により、これまでデプレッススルリクワガタ
P. depressus としてきたが、ウェブサイトBugGuideでの画像を確認したところ、ビレスケンスルリクワガタ
P. virescens ではないかと思うようになった。その方が、手元の北米東部甲虫図鑑とも一致する。「世界の・・・」でデプレッススとされているのは、必ずしも判然としないが、前胸側縁の形状から、ビレスケンスではないだろうか(ビレスケンスは前胸後角は尖らず、デプレッススは尖るようである)。そして、「世界の・・・」でビレスケンスとされているのは、自分には分からない何か別の種のようである。
米国の種なので、米国のウェブサイトを信用して、今後はビレスケンスルリクワガタ
Platycerus virescens (Fabricius) とすることとしたい。あわせて、むし社のI氏にこの旨連絡をしておきたいと考えている(年末帰国時に中野へ寄ったとき、I氏にデプレッススとして標本を渡した経緯があるため)。
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