日曜日の、ルリクワガタ採集時のネタ。
デプレッススルリクワガタを狙って落ち枝に注目して林内を歩き回っていると、それはルリクワガタ採集専科のようになってしまい、他の甲虫が見つかることが少なくなってしまうような気がする。
ブナは、実は林の中ではけっして優占種ではない。ブナは林の中で点在していて、採集の狙いはルリクワガタだから、やはりブナの樹木周辺の落ち枝を見ることとなってしまう。
こんなブナ↓の幹に・・・・・・
カンタンに似た直翅目の虫↓がじっと止まっていた。気温は5℃前後。このまま越冬する気なのだろうか。
林の中でブナの幼木や若木はよく目立つ。何故なら、他の広葉樹が今やあらかた葉を落としているのに、ブナの若木・幼木は黄色い葉を枝々に残しているからである↓。
デプレッススルリクワガタの材割採集の副産物といえば、冒頭に書いたとおり、限られてしまう。採集に慣れてくると、セダカオサムシが潜んでいるような腐朽が進んだ材は、かえって叩かなくなる。
ルリクワガタが見つかりそうな落ち枝に居るのは、やはりアカコメツキ属(Ampedus)の一種↓。これまでたびたび日記で紹介してきている薄いベージュのアカコメツキ
Ampedus nigricollis (Herbst)↓ は、ルリクワガタと同じ材で見つかることがあり、このコメツキの幼虫はルリクワガタ幼虫の天敵なのかもしれない。
このコメツキムシは、この寒さの中で割り出しても、いきなりピョンと跳ねることがあって、驚かされる。なお、これと似たアカコメツキで「ツマグロ」な種がいるようだが、残念ながら出会っていない。
なお、デプレッススルリクワガタ採集には、落ち枝を起こしたり拾い上げたりするのだが、そうした落ち枝の下に潜んでいる甲虫には、めったにお目にかからない。
ところが、日曜日には、落ち枝を拾い上げると、そこにしがみついている小さな甲虫を見つけた↓。
デオキノコムシの一種
Scaphidium quadriguttatum Say である。四つ紋があって、日本の種と比べてまったく違和感がない。フランスでも、これと似たデオキノコが冬場に落ち枝の裏(地面側)に貼り付いて越冬しているのを、しばしば見かけた。
帰りがけに森から駐車場に出たところで採った画像↓。
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