キタツツキノコムシは、都区部でもカワラタケに普通に見られるツツキノコムシである。もっとも、日本産ツツキノコムシ科検索図説に「各地にきわめて普通」とあることから自分は本種を漫然と認識しているだけで、実は酷似種との違いはよく分かっていない。
そのキタツツキノコムシ、同図説には体長約2.2〜2.8mmとあるが、昨年ごろから小さな個体をしばしば見かけるようになった。いや、小さな個体に気づくようになった、という方が正確かもしれない。
都区部某所で採集した個体↓。どちらも♂で、左は2mmあるかないか、右はおよそ1.5mmほどである。
この1.5mmクラスの個体を、都区部某所に限らず近場においても、しばしば見かけるのだ。フィールドでは別の種だろうと吸虫管に吸うのだが、帰って顕微鏡で見るとキタツツキノコムシだった、ということがよくある(ただし、外形を見ているだけで、交尾器は未見)。
もともと図鑑の体長表示はあくまでも参考にとどめるべきものであるが、「きわめて普通種」でありながら図鑑の体長表示から大きく外れる個体が少なくないことに、少々問題意識を持っている。
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