今月1日にシラカシの樹液から採った、不明ケシキスイ↓。K澤さんから、最近南西諸島で発見され和名が付けられた、ナタアシムネナガケシキスイに似ているという指摘を受けた。
機会を見て追加個体を探しに行きたいと思っていたので、昨晩、林試の森公園へ行ったみた。気温は、7℃。
これが、不明ケシキスイが見つかったシラカシの大木↓。案の定、まだ樹液があちこちから出ている。
カシノナガキクイムシの♀↓。都区内のカシ類は冬場でも樹液を出すが、それは主にカミキリムシの幼虫の仕業だと思っている。最近は、カシナガも樹液出しに一役を買っているが、カシナガの樹液にはケシキスイ類の集まりは悪いように感じている。
近場での冬場のケシキスイの代表格の、クロキマダラケシキスイ↓。近場ではそれに加えて、ムナクボヒラタケシキスイがときどき見られるのだが、ここでは見つからない。
そのかわり、こんなケシキスイ↓が樹液の沼にはまっていた。ウスチャデオキスイに見えるが、そうであれば樹液で見るのはたぶん初めて。通常はカキなどの落果に集まる。
そして、運良くターゲットが1頭↓。先日の1頭は、けっして偶産ではなかったようだ。
もうひとつの樹液ダラダラのシラカシをチェックしたが、そちらはクロキマダラのみ。
帰宅後、撮影↓。前胸背の側縁の基部近くが微妙に波曲している点がウスチャデオキスイとは異なるが、他に決定打を見つけられず、とりあえずウスチャデオキスイとしておく。
そして、不明ケシキスイの追加個体↓。小楯板が三角形に見えるかもしれないが、それはV字の模様が入っているからで、小楯板は冒頭画像個体と同様に半円状のようである。
交尾器を抜いてみると、♀だった。産卵器は、ナタアシムネナガケシキスイの報文にある図とは全く違っていた。
先に採集した1頭目は、ナタアシ報文の主著者に送付済みだが、多忙なのだろう、返信は未だない。
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