ヨモギハムシ属(Chrysolina属)のネタの続き。
昆虫の学名の種小名には、形状、色彩、人名などに基づくものがあるが、中には国名に基づくものもある。例えば、(タダ)ビロウドコガネやJapanese beetleと呼ばれるマメコガネの種小名は、japonica である。
そして、このハムシは、Chrysolina americana↓。
いかにも米国を代表する Chrysolina、という名前だ。
ところが、この虫を見つけたのは、2012年のイタリア出張時のローマ市内。Ch. americana の分布は、その名前にかかわらず、南欧・北アフリカ・中近東なのである。
一方、手元にある米国の甲虫図鑑をめくると、そもそもハムシの仲間に Chrysolina は見当たらない。
とすると、何故このハムシは americana と名付けられたのだろう。種小名は自由に付けられるということなので、確固たる理由はないのかもしれない。とすると、日本に居ない虫で
japana japonica と名付けられている虫も居るのだろうか。
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