昨日は、都区部某所での自分自身の調査結果に基づき、未記録種のリスト作成の作業に長時間を費やした。
未記録種となると、同定をおざなりにできない(もっとも、既記録種でもそうなのだけれど)。
これまでの調査においては、思った以上に既記録種が確認できず、それと同じほど意外なことに未記録種と思われる虫が見つかっている。自分が採集下手なことを棚に上げると、この都会の中の離島のような緑地では、虫の出入りが案外激しいのかもしれない。
そのようなわけで、これまで躊躇・敬遠していた小さな虫の交尾器も抜いてみる。そのうちの一つに、セスジクサビラタマキノコムシがあった。
自分の下手くそなピンセット捌きでは、これほど小さくて軟弱な虫は交尾器を抜こうとするとつい壊してしまうのだが、やってみると助かることがあった。それは、小さい体のわりに♂交尾器は意外なほど大きいのである。
早速、シムデシビッチさんからお送りいただいたタマキノコムシ科目録と照合。交尾器が一致することを確認。
シムデシビッチさん、活用させていただいております。
なお、某所未記録種ではないが、1月3日の某虫屋集会の採集途中で話題に出ていたキバラヒメハムシ。「交尾器も抜かずに安易に同定している例が多い」と聞き、自分もその一人だと内心反省しつつ、この機会に交尾器を抜いてみた。何とかキバラヒメハムシであることを確認。
今、個人的にほしいもの。全種交尾器画像付きの図鑑(この意味では、最近刊行されたタマムシ・ハンドブックは偉大である)。そして、「安易な同定にはリスクがある虫リスト」もあってほしいところである。
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