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2016年10月25日18:24

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セマダラマグソコガネ

 日記にしばしば書いているが、東京における冬虫(冬に活動する虫)の代表に、セマダラマグソコガネがいる。

 目黒区での観察では、活動期間は11月〜4月。主に冬場に犬FNなどに見られ、ゴールデンウイークあたりから冬間近の晩秋まで姿を消してしまう。

 セマダラマグソコガネは市街地内でも極めて普通に見られる種であるにかかわらず、東京都区部におけるいくつかの甲虫調査(皇居、明治神宮、大田区)において記録されていないのは、このように常識外れな生態をしているからであろう。

 ところが、つい先日届いた日本甲虫学会の定期刊行誌「さやばねニューシリーズ」2016年9月号のとある報文を目にして、驚いた。

 セマダラマグソコガネの新しい分布記録として屋久島が記録されている(これが報文の主題)のはよいとして、その採集記録が7月15日となっているのだ。FNで採集されたようなので、7月中旬に成虫が活動中だったのだろう。

 慌てて「日本産コガネムシ上科図説(食糞群)」(六本脚)をめくってみると、セマダラマグソコガネの成虫の活動期間は、8月を除く一年中となっている。えー、そうなんだ、と二度びっくり。

 それにしても、セマダラマグソコガネが東京よりも南の地域で(屋久島での採集地の標高を知らないが)盛夏に見られるなんて、自分には俄かに信じ難い。外形上は同じでも生態がかけ離れて異なっていれば別種である、なんてことはないのだろうか。

 もしかしたら、九州や四国ではセマダラマグソコガネは初夏から盛夏、あるいは初秋でも見られるのですか?
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