今日は小さなネタを。
最近、ブナなどの広葉樹の衰弱木や倒木でよく目にするこのカミキリムシ↓
Graphisurus fasciatus。産卵管が伸びた個体が♀で、そうでない個体が♂だろう。
ところが、このカミキリムシは、♂までもが、あたかも産卵しているかのように、1頭だけで衰弱木や枯れ木の幹に動かずにじっとしがみついていることが多い。♀だろうと捕らえてみると実は♂だった、ということを何度も経験している。
やがて飛来するであろう♀を待っているのかもしれないが、♂として不思議な習性のように感じる。こういう例は特に珍しくはないかもしれないが?
さて、当地ではホタル柄の虫が幅広く存在していて、統一感があるといえばあるし、ややこしいといえばややこしい。
最近もう一つ目立ってきた柄は、「オレンジ〜ベージュ色の頭胸+ベージュ地で縦縞の上翅」という柄の組み合わせ。これは、日本では見られず、とてもアメリカンな柄のように見える。
例えば、土曜日に見つけたハナカミキリ
Metacmaeops vittata とハムシ↓
Lema daturaphila。
昨夏に見つけた、こんなハムシもその例↓
Leptinotarsa decemlineata。
ゴミムシの仲間にもいる。
Lebia bivittata や
Lebia pectita である。自分は未見のため、残念ながら画像はない。
そして、画像を撮り損ねてしまったが、カメムシにも3つ上の画像のハムシとそっくりの柄のがいて、危うく騙されかけた。
これらの虫は、生態上の接点は必ずしもないように思えるため、いわゆる「擬態」ではないと思う。では、何故、特定の柄や斑紋に、一部の虫とはいえ科や目を越えて収斂が見られるのか、これも不思議なことである。まあ、日本で言えば、「やたらに黒地に赤かオレンジの四つ紋が多い」ということと、似たような現象かもしれない。
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