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2025年01月18日22:37

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今日のネタは、ホソゲチビツチゾウムシ

 今日は、昨日までのネタのツチゾウムシ属と同じツチゾウムシ族に属するチビツチゾウムシ属(Trachyphloeosoma属)のホソゲチビツチゾウムシ T. advena のネタ。またくどくどと書くのをご容赦願う

 ホソゲチビツチゾウムシ(以下、「ホソゲ」)と呼ばれる個体群の中に、本来のホソゲと思われる「長毛種」に加えて、上翅の立毛(鱗片)と貯精嚢の形状が異なる「短毛種」が存する旨、拙日記で繰り返し述べてきた(例えば、2024年12月7日付拙日記)。自分としては、両者は(「種」という語を使っているように)別種ではないかと思っている。

 さて、昨日の国会図書館で「The Insects of Japan」第4巻を調べたところ、ホソゲ(T. advena)の貯精嚢の図(↓画像の図D-I)の中に、自分が「短毛種」と呼ぶ個体群に特有の貯精嚢も含まれていることを知った(↓画像の図F)。すなわち、著者は、この貯精嚢の形状の違いを認識したうえで、それはホソゲという一つの種の個体変異の範囲内と整理している、ということである。
フォト

 その一方、ホソゲの形質に関する解説では、著者は上翅の立毛(鱗片)について「細長い」と述べるのみで、長細・短太の変異については何ら言及していない。著者は、貯精嚢の形状の違いを認識しながらも、それが上翅の立毛(鱗片)の形状の違いとリンクしていることを認識していないのであろう。このことは、昨日の日記ネタの、リシリツチゾウムシとナミツチゾウムシの立毛の形状の違いを認識していないことと、あたかも同様であるように思える(ただし、これは、自分の仮同定が正しいことが前提)。

 いずれにしても、ツチゾウムシ族に関しては、この「The Insects of Japan」第4巻が現状において「権威」である限り、「短毛種」はホソゲの中に含まれると解釈せざるを得ない、ということだろうか。

 最後に、蛇足的疑問。ウェブ上の「ゾウムシデータベース」のツチゾウムシ族のデータに、「The Insects of Japan」第4巻の内容が未だに反映されていないのは、どうしてなのだろう?
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