今年の回顧シリーズをあまりに早いペースで進めていくと、年末までにネタが尽きてしまう。
そこで、今日は米国回顧ネタ。
先日、首都ワシントンあたりの甲虫ファウナは北方系か南方系かという話を書いた。ニセクワガタカミキリ、クロツヤムシ、マンマルコガネの仲間がいたりするので、どちらかと言うと南方系が強いというのが全般的な印象である。
ただ、そのとき書き漏らしたのが、オサムシのこと。オサムシに関しては、少々複雑かもしれない。
米国東部の甲虫図鑑には、Carabus系のオサムシが数種載っている。しかし、自分は2年間、週末ごとに昼夜を問わずさんざん歩き回って、Carabus系のオサムシにはついぞ1頭も出会うことがなかった。
オサムシと名の付く虫に出会ったのは、2種である。
セダカオサムシの一種↓(Sphaeroderus stenostomus lecontei)。多くはないが、珍しいものではなかった。
そして、カタビロオサムシの一種↓(Calosoma scrutator)。
Carabus系のオサムシが居るとしても極めて少ないのは、ファウナが南方系である証しであろうか。しかし、日本では北方系のセダカオサムシがいる(ただしCychrus属ではないが)というのは、どういうことだろうか。
オサムシからは、ワシントン近郊の甲虫ファウナが北方系か南方系か判断がつかないのである。
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