昨日の日記で、「イチゴハムシが採れて良かった」と書いた。イチゴハムシは普通種だろうが、都区部市街地内ではそう簡単にはお目にかかれない。
で、どうして「採れて良かった」のかは、手元の「ジュンサイハムシかもしれない個体」と比較したかったからだ。過去に採集したイチゴハムシは、下翅の長短を確認するためにどれも上翅をめくり上げてしまったので、上翅とその会合部先端の形状をうまく観察できないのだ。
「ジュンサイハムシかもしれない個体」は、今年の6月1日に世田谷区の多摩川河川敷の水際で1頭だけ採集したもの。ジュンサイハムシは東京都本土部で絶滅危惧�砧爐任△襪�ら、本種だったら報告モノなのである(もっとも、皇居外苑には多数生息しているが)。
今日は時間がなかったので、ざっとしか比較できていないが、とりあえず並べて撮影↓ 右がジュンサイかも個体で、左が昨日のイチゴハムシ間違いなし個体。
うーん、こうして比較すると、右の個体はやはりジュンサイハムシに見える。その根拠は、上翅の側縁がほぼ平行であること、など。
ところが、保育社図鑑では、イチゴハムシについて「上翅の側縁はほぼ平行」とある。そうかなあ、今まで見てきたイチゴハムシは、左個体のように上翅の側縁には丸みがあるけれど。
で、ジュンサイハムシの同定ポイントとして重視されているのが、上翅会合部の先端が角張っていること。右の「ジュンサイかも」個体は、この点が弱い。皇居外苑で採った個体は上翅会合部が明確に角張っている(尖ってさえいる)のだが、右の個体は角張りが弱い。
↓皇居外苑個体
↓右個体
このため、この右個体をジュンサイハムシと同定できないでいた。
そこで、イチゴハムシであるべき左個体を見ると、こんな感じ↓
保育社図鑑ではイチゴハムシは「会合部の末端はまるい」とあるが、まさにまさに。
これと比較すると、右個体の会合部先端は「角張っている」でいいのではないか? この比較論法は、ダメ?
ログインしてコメントを確認・投稿する