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2022年08月29日18:30

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スグリゾウムシのネタ再訪

 甲虫の中には雑食性のものが少なくない。(タダ)ビロウドコガネは、食餌対象の植物の種にさほど構わない風であり、変色した落ち葉さえ食べる。コブマルエンマコガネは、獣糞の他、動物の死骸や樹液、腐ったキノコにも集まる。

 スグリゾウムシも、なかなかの雑食である。自分が主に観察するのはヤマブキの葉上だが、ツツジやサクラの他、トウネズミモチの葉上でも見たことがある。そして、これは自宅の庭の青ジソの葉上↓(8月28日撮影。両画像は同一個体)。ハムシの仲間は食餌対象の植物の科に忠実だが、スグリゾウムシは科の違いにお構いなしである。
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 さて、この2個体は、一株のシソの、いくつもある葉の中の一枚の上で、体を重ねている。スグリゾウムシは♀しかいないはずなのに、である。

 この株には、他の個体は見当たらず、この2個体の「鉢合わせ」は、とても偶然の出来事とは考えにくい。おそらくマウントしている方の個体が、下にいる個体に積極的に接近したのだろう。しかし、交尾行動をとりえないのだとすれば、体を重ねる理由が何かは全く分からない。

 念のため採集して交尾器を確認すると、やはりどちらも♀だった。
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 スグリゾウムシのマウント行動は、けっして頻繁に見かけるわけではないが、こうして遭遇するたびに謎が深まるばかりである。
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