画像のテントウムシ(体長2.5mmほど)↓は、ヒメテントウの仲間の中では自分が東京都区部で最も多く目にする種の一つである。冬場の樹皮めくりでも、最近の「ガサガサ」でも、ごく普通に見つかる。
自分はこの種を長くクロヒメテントウScymnus japonicusだと思っていた。保育社図鑑の標本画像によく似ているし、和名が単純(「ヒメテントウ」に「クロ」を冠しただけ)であるだけに身の回りで普通に見られることに合点がいったのである。
しかし、「単純な和名の虫は普通種である」という法則には、例外が多い。このクロヒメテントウも、記載論文どおりの個体は実はきわめてレアなのだそうだ(このことは、JUNさんに教わるまで知らなかった)。
では、このヒメテントウは何か。
保育社図鑑の解説を参照すれば、チュウジョウヒメテントウS. chujoiというのが近そうだ。ところが、JUNさんによれば、このあたりの種の記載に紆余曲折があって、本種をストレートにS. chujoi(チュウジョウヒメテントウ)とするのは問題なしとしないようである。
自分が気になるのは、この種は少なくとも都区部で普通に見られるのに、チュウジョウヒメテントウとしても記録は非常に少ないということである。クロヒメテントウではない、さりとてチュウジョウヒメテントウかどうかも定かでない、ということで、見つかっても記録が保留されているのかもしれない。
ヒメテントウとしては顕著な種であるだけに、是非とも種が確定してほしいものである。
上記において、JUNさんのお考えを誤解して記しているとすれば、ご容赦ください。
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