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2015年05月12日08:29

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水牛エンマコガネ、続報

 タウルスエンマコガネ Onthophagus taurus の話題。

 既報どおり、主が不明の獣FNのおかげで、タウルスエンマコガネの角のよく伸びた♂個体をいくつか採集できた↓。
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 そのとき、角のない♀個体も合わせて採集した。↓が採集個体だが、上の画像の♂よりも数が多い。採集時には、♀の方が数が多い生態をしているのかと訝しく思った。
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 ところが、展足をしていると、角のない個体の中に、前肢の脛節が太いのと細いのとが混じっていることが分かった。太いのが♀、細いのが♂である。

 どちらの個体も角がないが、左が♂、右が♀である↓。
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 すなわち、タウルスエンマコガネには、角が全く発達しない個体が結構いるのである。けっして角が折れているわけではないのだ。

 細かく見てみると、角がないと思っていた個体群の中に、角が微妙に出ている♂個体が混じっていた。↓の手前の個体が、この中で角が最も認められる♂個体である。
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 上の画像と同じ二個体↓。向こう側の♂個体は、角が微妙に認められる。しかし、既述どおり、角が全く認められない♂もいる。
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 不思議と、中途半端に角が発達した個体(↓例:ワシントン市内で見つけた個体の画像を再掲)は一つも混じっていなかった。
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 結局、立派な角の♂個体以外に(♀と思って)採集した17個体の中は、数えてみると♂7:♀10であった。もちろん、今回の採集だけでは♂の中で角の発達した個体とそうでない個体の発生率は分からない。先日は見知らぬ獣FNで相当数採集できて幸運だったが、タウルスエンマをまとまって採集することは(牧場に入り込みでもしない限り)難しそうなので、これ以上の知見は得られないと思う。

 それにしても、♂なのに角が全く発達しない個体が多数いるとは、あたかもJUNさんがゲニを調べて喝破しておられたツノボソヒラツノキノコゴミムシダマシのようである。
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