過去に採集した個体のタトウを見直していると、思っていない種が採れていたことに気付くことがある。
2年前の6月18日、川崎市側の多摩川河川敷での採集で、「ド」が付く普通種のヒロオビジョウカイモドキを4頭採集したものと思っていた。ところが、今見ると、そのうちの1頭が違うのである。
まず、ヒロオビジョウカイモドキ↓。これは、♂個体である。
今般、違うことに気が付いた個体↓。♀である。
オビジョウカイモドキ属のいくつかの種には、上の個体のように、上翅に淡い色の帯のような斑紋がある。そのうちヒロオビジョウカイモドキ(とツシマヒロオビジョウカイモドキ)だけ帯の中央が狭まっていて、他の種は帯は中央で広くなる。上の2番目の個体は、帯の様子でヒロオビではないことに気付くべきだった。
おそらく当時は触角の形状(この属の♂の触角は種によって際立った特徴を示すが、♀は似たり寄ったりになる)ばかりに注意を向けていたところ、この個体だけ♀だったこともあり、ヒロオビと即断してしまったのだろう。
さらに、この個体は比較的細長い体型をしている、という違いも今となっては見て取れる。
というわけで、この個体は、キアシオビジョウカイモドキであった。自己初採集だが、そう珍しい種ではないようである。
ちなみに下の個体↓は、今年6月に横須賀市の海岸で採集した、クロオビジョウカイモドキ。これも♀だが、全体的に帯が細いものの、帯の中央は広くなっている。こちらは、比較的珍しい種のようである(神奈川県絶滅危惧�粁燹法�
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