日曜日の世田谷区宇奈根の河川敷ネタに戻る。
ビーティングで「ん?」と思う小さな虫は、その場で同定できないため吸虫管に吸い込むのだが、この日のそんな虫は、これ↓。展足してみると、ド普通種のウスチャケシマキムシではなかった。
ヤマトケシマキムシという種である。幸い♂だったため、交尾器を抜いて原記載文の図と比べることにより、はっきり確認できた。
一方、今年の2月の都区部某所の調査で採集し、本種ではないかと思ったところ、JUNさんから「ヤマト」ではなく「ムサシ」(JUNさんの個人的な呼び名)と教わった虫が、これ↓
ヤマトケシマキムシを「ムサシ」ケシマキムシと比べてみる(どちらも♂個体である)と、よく似ているが、複眼の間の距離、前胸背の形状、上翅後端の形状などが、微妙に違っている。都区部某所にはヤマトケシマキムシの記録があるのだが、この個体はそれとは異なることが、これで明らかになった。未記載種または日本未記録種である。
とすると、もしも標本が残っていれば、都区部某所の過去の記録の個体を検証してみても面白いかもしれない。
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