昨日と今日は冬が来たような天候。
さて、先日の都区部調査のネタに戻る。
草むらスイーピングで、黒くて小さく吻が長いサルゾウムシがまたいくつか採れた。9月29日の調査時に採れたうちの、「小グループ」に属する方である(10月2日付拙日記「小さなサツゾウムシは悩ましい」参照)(↓一枚目は今般の画像の再掲、二枚目は今般採集した♂の交尾器)。
この「小グループ」のサルゾウムシは、保育社図鑑ではカナムグラトゲサルゾウムシに該当しそうなものの、同種についての図鑑の説明と少々食い違う点(♀の吻の長さ、吻の先の形状)があって気になっているところである。
そして、今回の調査で、さらに食い違う点が見出された。それは、この「小グループ」のサルゾウムシが、カナムグラではなくイヌタデから採れたことである。
カナムグラはアサ科だがイヌタデはタデ科であり、カナムグラを食するゾウムシがタデ科も食するとは考えにくいのではないか。この「小グループ」のサルゾウムシがカナムグラトゲサルゾウムシとは異なる種である可能性がますます高まったと考えてよいだろう(もちろん、雑食性である可能性も一概に否定できないが)。かと言って、クロトゲサルゾウムシという種の説明とも合致していない(前胸背板前縁は裁断状ではない)。
ますます迷宮入りである。
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