mixiユーザー(id:4991516)

2020年10月10日23:20

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何故、突然分布拡大を?

 今日も一日中雨で低温。虫ネタがないので、引き続き、独り言。

 キマダラカメムシが、自分の身の回りで瞬く間に増殖した。

 このカメムシは、江戸時代に長崎の出島で最初に記録された、外来種である(原記載は日本からではあるらしいが)。それが、何故最近になって西進東進を速めたのだろう。温暖化のせいといっても、東京での広がりの速さはクマゼミの比ではない。

 世田谷区の某所でアオカミキリ採集をしていると、最も紛らわしいのが、このカメムシである。なんせ、朝から梢の間をよく飛ぶのだ。このような飛翔力と、旺盛な繁殖力を見ていると、東京には人為的でなく、西から順々と自力で分布を広げてきたのだと思う。もともとは外来種だが、東京では移入種(移入=人為とされる)と呼んでいいのか分からない。

 このキマダラカメムシの広がりぶりを見ていると、ではホンドトビイロクチキムシはどうだったのだろうと思う。ホンドトビイロクチキムシは、6−7月に身の回りで最もよく見られる甲虫の一つである(主に夜間であるが)。そのホンドトビイロクチキムシは、自分が雑甲虫に関心を持ち始めた2009年には、なんと東京都では記録がなかった。神奈川県でも、当時は虫屋の大先輩がクリイロクチキムシとの区別を私に尋ねてくるほど一般的な虫ではなかったようだ。

 ホンドトビイロクチキムシは、けっして外来種ではない(と思う)。この虫もキマダラカメムシと同じように、ある時に突然、増殖と分布拡大のスイッチが入ったのだろうか。

 虫の分布拡大については、他の虫でもいろいろと思うところがあるが、長くなるのでこれで打ち切り。
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