「神奈川県で記録されているハマベオオヒメサビキコリは、実はそのほとんどはイズヒメサビキコリ(ハマベヒメサビキコリの亜種)であろう」というS藤氏の指摘(10月24日拙日記参照)を受けて、今や自分の関心は「東京都でも同じ状況ではないか?」というものとなっている。
しかし、自分は東京都でハマベオオヒメサビキコリらしき種を採っていない。そこで先日、大井ふ頭の公園で探してみたのだが、あえなく撃沈した。
東京都でハマベオオヒメサビキコリが記録されているのは、多摩川最下流の汽水域の河川敷である。自分は記録のある場所へ採りに行くことを良しとしないのだが、背に腹は代えられないので、図らずも時間ができた今日、大田区南六郷〜本羽田の河川敷へ行ってみた。
石や材や枯れ草をめくりにめくって探し回ったが、見つからず。副産物のはずのスナゴミムシダマシ類も土手近くでコスナゴミムシダマシがようやく1頭という体たらく。
諦めかけた頃に、↓画像の場所にたどり着く。左の家具が打っ棄られた場所の地面に板切れがあったので、めくってみると・・・
ようやく1頭見つけた。
しかし、前胸背がハマベオオヒメ(またはイズヒメ)っぽくない。普通種のコガタヒメかと思いつつ、念のため裏返してみると・・・
腹部第2節に、小突起があった。これは、ツシマヒメなのか?
帰宅後に検鏡↓ 突起は思ったより小さいが、確かに認められる。
上翅をめくってみると、下翅は
なかった欠けているか、または短小だった↓。ますますツシマっぽい。
交尾器を抜いてみたが、あいにく♀だった。
↓右側にコガタヒメサビキコリ(世田谷区産)を並べてみる。前胸背の形状は微妙に異なっている。上翅もなで肩である。
対馬産ツシマヒメサビキコリ(自己採集)の画像↓。前胸背や肩部の形状は上の個体と似ていると言えば似ている。
ウェブサイト「日本産コメツキムシデータ」を参照すると、ツシマヒメサビキコリは太平洋側で見られていないという。
これは、事件か?(御者さんに別途問い合わせ中)

(追記)御者さんに画像照会したところ、ツシマヒメサビキコリとの回答を得ました。
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