5月19日付拙日記に画像を掲げた、ツヤ消しの黒色で斑紋のないサルゾウムシ↓(画像再掲)。川崎市中原区の多摩川河川敷で1頭だけ採集したもので、種が分からないでいた。
今日、月刊むし548号(2016年10月)のゾウムシ特集号をパラパラとめくっていたら、偶然のように種の解明に至った。
オオダイコンサルゾウムシ Ceutorhynchus obstrictus (Marcham, 1802) という外来種に関する記述とその標本画像に一致したのである(森本・城戸「日本新記録オオダイコンサルゾウムシ(新称)の分布と生態」 月刊むし, (548): 38-40)。
本種の日本での分布記録は局所的で、九州(福岡県)と対馬。本州は未記録のようである。もしかしたら、多摩川流域でこれから急増するかもしれない。
一方、一昨日の拙日記に掲げた黒いサルゾウムシ@箱根↓(画像再掲)は、Wagnerinus属であろうことまで分かった。
しかし、クロツヤサルゾウムシ W. carinulatus か、タニウツギクロツヤサルゾウムシ W. costatus か、資料不足のためどちらか分からないでいる。おそらく後者と思われるが、後者の和名がクロツヤサルゾウムシ(神奈川県昆虫誌2018はまだこの和名で掲載)からタニウツギクロツヤサルゾウムシに変更されたのは、いつだろう。その経緯に辿り着けば、両者の違いが分かるだろうか。
ログインしてコメントを確認・投稿する