東京都本土部昆虫目録によれば、アオドウガネの東京都からの初記録は1986年の大田区大井埋立地におけるもの(実際の採集年は自分には不明)であり、その後1990年代の採集データも大田区・品川区の沿岸地域に限られている。しかし、2000年代の半ばを過ぎると、アオドウガネは東京都区部の内陸部を含めて爆発的に増加した。
一方、神奈川県昆虫誌2004をひもとけば、神奈川県では1980年代以前にも三浦半島を中心に記録がいくつかあることが分かる。したがって、上記の東京都での発見例は、神奈川県からの自然作用による移入とも考えられる。
しかし、東京都における際立つ特徴として、�々繊�市場・配送センターなどの物流拠点が集中する沿岸地域から発見例が増えていったこと、�△修慮紂�個体数が爆発的に増えたこと、が挙げられ、これらは東京都のアオドウガネが外来種である可能性を示唆している。�,蓮�東京都における国内外来種の典型例とされるリュウキュウツヤハナムグリと同様のパターンであり、�△蓮�移入後に爆発的に増加しつつある国外外来種のクズクビボソハムシなどと共通するパターンであるからである(�△砲弔い討蓮⊆造賄豕�都区部のチビコエンマコガネにも見られる現象である)。仮に神奈川県にもともと生息していたアオドウガネが東京都に自然作用により移入した場合、その移入場所は沿岸地域に限ることはなく、また、東京都に入った後に爆発的に増加することもないのではないか。
以上のことから、東京都におけるアオドウガネは外来種(おそらく国内由来)である可能性が高いと考えるのだが、どうだろうか。
ただし、一時的・爆発的な増加については、その現象が外来種の判断に使用可能か否か、他の甲虫の例もあわせてもう少し踏み込んで考えていきたい。
外来種についての勝手な考察は、さらに続きます。
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