今夕は、我が家に警察署員が聞き込みのためにやって来た。事件に関する聞き込みを受けるのは、人生初。警察手帳をまじまじと見る機会も、人生初。
虫探しのための夜回りという不審な動きをしばらくはしにくいので、この冬はあまり採集に出ずにやるべきことをやれ、というお告げなのかもしれない。
さて、鎌倉の七里ガ浜海岸で採ったツヤハマベエンマムシの標本個体をあらためて見ている(↓画像再掲)。
本種は一属一種で、前胸腹板の構造や中・後脛節の頑丈な棘などに際立つ特徴があることから、同定に紛れがない。ところが、いくつかの個体の背条(上翅の縦条線)の様子が、保育社図鑑の説明や甲虫ニュースの概説にある図と異なっていることに気が付いた。
エンマムシは、背条が同定の鍵の重要な要素となる場合が多い。ツヤハマベエンマムシでは、背条は基本的に3本で、第4条は「基部に短線か点があるだけ」(保育社図鑑)とされている。しかし、手元の個体のいくつかには、背条が4本あるように見える。もしかしたら最も外側の条線は、背条とは別物なのか?
個体によって背条の様子が異なっているエンマムシは、これまであまり見たことがないような気がする。
(追記)
外側の条線は背条ではなく肩条であるとの観点から、別個体の画像を並べてみます。
まず、↓この個体も4背条に見えていたのですが、3背条+外側の肩条と見ます。
すると、↓この個体は2背条+肩条? それとも3背条でしょうか。
↓この個体は、2背条ははっきりしているのですが、他がはっきりしません。
いずれにしても、ツヤハマベエンマムシは、条線の現れ方が不安定であるという印象を持ちます。
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