特定の虫が特定の地域から記録されるには、二つの要件がある。
ひとつは、その虫がその地域に実際に生息していること。しかし、そんなことは見つけてみないと分からない。「生息していない」という証明は、いわゆる悪魔の証明であり、それができれば苦労しない。
そしてもうひとつは、その虫を探して見つける人が居ること。珍しい虫であれば、その人が「すご腕」であること。これが、現実的にはたいへん大事な要件である。
昨日のコガネ研大会の某報告で、通称モザと呼ばれる糞虫(マルマグソコガネ、ダルママグソコガネ)の記録数により色分けした地図が示され、その色分けを地域的な採集難易度として説明されていた(と記憶している。覚え違いかもしれない)。それによれば、モザの仲間は北九州と四国が見つけやすいということとなっていた。しかし、それは採集の難易度というよりも、モザという一般的に見つけることの難しい虫(ネズミやモグラの穴に糞を仕掛ける採り方が一般的)を採集する「名手」が居るか居ないか、という色分けなのではないだろうか。
昨日四国から報告された方が、仮に全国的に活動できるとすれば、モザの地域記録はどんどん増えていくことだろう。
ダルママグソコガネ、いつかは採ってみたい虫の一つである。
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