今日は、目黒区役所関係者と「目黒区の甲虫」の冊子作りの打ち合わせ。
今日のハイライトは、神奈昆でお世話になっているI崎氏のご尊父殿の提供による1941年頃の目黒区の標本のチェック。そこには、ヨツボシカミキリ、アカアシオオアオカミキリ、シロスジカミキリ、マルクビケマダラカミキリ、ヒメツノゴミムシダマシなど、区内では今やまずお目にかかれそうにない種が入っている。打ち合わせにはご尊父殿もご高齢(あと数年で3桁)にかかわらずお元気で打ち合わせに同席され、親子三代そろい踏みとなった。
ご尊父殿がいろいろ印象的な話をしてくださった。1940年頃の目黒区碑文谷は、今や想像のつかないほど自然に恵まれていた様子(シロスジカミキリやミヤマカミキリは、ご自宅の庭で発生していたとのこと)。ところが、戦後の高度成長期には、公害などの影響で虫がいっきに減ったそうだ。その頃に比べると、今はまた虫が豊かになったとのこと。なるほど、身近な自然は、自分が小さい頃から今に至るまで一直線で貧弱化してきたように感じていたが、そこには紆余曲折があり、今はひと頃よりは良い時代になったのだ。確かに、自分が学生だった頃は郊外真っ盛りで、多摩川などは泡を吹いていたのだった。
それにしても、親子三代で虫捕り。何とも羨ましいご一家である。
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