近所の東工大キャンパスで、本来なら西日本にしか分布しないヤマトスナゴミムシダマシ?が見つかったことから、それが分かって以降、追加個体を探しにたびたび夜に通っている。
夥しい数のダンゴムシとワラジムシの中からスナゴミムシダマムシらしき甲虫を探し出す、きわめて暗くて鬱な採集だ。おまけに、通行人から不審がられる。
昨晩、苦節の末、ようやく追加個体を発見。
まず、本命ポイントではいつものように何も見つからなかったのだが、その裏手でコスナゴミムシダマシ↓が3頭見つかった(いつもはせいぜい1頭)。もしかしたらスナゴミダマが見つかりやすい夜なのか? そこで本命ポイント周辺に戻り、再チャレンジ。
すると、草地で・・・
これは、前胸側縁の平圧部が多く、胴体の膨隆度も大きく、しかもよく見るコスナよりも体長が一回り大きな、見るからにヤマトスナな個体である。
前回の小ぶりな個体については個人的にいくつかの疑問点が残ったのだが、これで、ここの個体群はヤマトスナに確定ということでいいだろう。偶産でないこともほぼ確定。
さらに追加を探したが、結局、コスナ6頭、ヤマトスナ1頭。
コスナは普通種ながら、自分で言うのもナンだがこの場所で6頭は、相当頑張らないと見つからない。そもそも、ここでは先月までコスナすら見たことがなかったのである。
いずれにしても、これでヤマトスナの追加個体探しの呪縛から、めでたく解放。
さて、ヤマトスナゴミムシダマシ、東京都では江東区と品川区の海岸近くでの記録しかなく(繰り返しになるが、後者は自分の記録)、内陸部ではおそらく初記録(ちなみに、ヤマトスナは、神奈川県昆虫誌にすら記録がない)。植栽の入替えなどの機会に乏しい大学キャンパスの片隅に、いつ頃から入り込んでいるのだろう?
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