虫の名前には、工夫して付けた結果として、ある特徴がエラく強調されてしまったものがある。
ニセマグソコガネダマシや、かつてのニセハムシダマシは、「ニセ」と「ダマシ」が重複している。
そして、今日のネタのチビコエンマコガネは、「コ」に「チビ」が重なって、エンマコガネが二重に小さいことを表している。確かに、とても小さなエンマコガネである。
そのチビコエンマコガネは広域分布種だが、関東(東日本)は図鑑の分布域に入っておらず、自分は北京とビエンチャン(ラオスの首都)でしか見つけたことがない。
それが、先般の奈良遠征で、ようやく和製チビコエンマコガネに出会うことができた。
このチビコエンマコガネ、関東は分布域外と前述したが、実は2010年に東京都足立区の荒川河川敷で1頭発見されている。
そして、今回ネット検索した結果、なんと2016年に世田谷区の市街地内で複数頭が見つけられていることが分かった。
見つけた方は、私がしばしばウェブサイト(「甲虫三昧」)を楽しませていただいている、東京在住で甲虫画像を丹念に撮影されている方だ。
早速連絡を取ってみたところ、チビコエンマコガネを見つけた場所を教えていただいた。そこは私有地であるものの、以前一度自分も訪れたことがある。機会をみて、ぜひとも再訪して確かめてみたいと考えている。
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