ブナ帯でない場所に生息するコルリクワガタ(原名亜種:山梨県道志村)。
採集場所の主な樹種は自分には分からなかったが、「月刊むし」の記事によれば、ヤブツバキ帯であるという。
そもそも、ルリクワガタ属の生息にはブナが必須なのだろうか。
フランスでは、クリやナラが主体でブナは見られない森でヨーロッパコルリクワガタ(P. caraboides)を見つけたことがある。
米国では、ナラが主体でブナは見られない森でヴィレスケンスルリクワガタ(P. virescens)を見つけたことがある。
その一方で、両国ともに、ブナがまとまってあってもルリクワガタ属がまったく見つからないという経験をしてきた。
クワガタムシについても、虫の生息分布というのは一筋縄ではいかないのである。
なお、日本では、ブナは自然度が高くて寒冷な場所でないと生息しない傾向にある(したがって、関東地方では、主に標高1000m超の地帯となる)。ところが、フランスでは、渋滞の多いパリの環状道路のすぐわきでもブナは平気で生えているし、米国のワシントンでは夏は暑いのにブナは多い。
欧米との比較では、日本のブナはちょっとひ弱すぎるような気がする?
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