近場採集も、2年目に入るとすっかりマンネリ化。
そこで、今日(土曜日)は、ワシントンの西約60マイル(約100km)ほどに位置するヴァージニア州のシェナンドア国立公園に行ってみた。山が南北に連なり、尾根筋の標高は700〜1000mである。もしかすると、別のルリクワガタが見つかるかもしれない。
シェナンドアに訪れたのは7月に次いで二度目だが、改めて確認すると、森にはブナが見られない。カシワ、ナラ、カエデの一種などの広葉樹の森である。
最初に車を停めた駐車場(標高は700m弱)から森に入って、まずは産卵痕があるか確認する。
しばらくして、見つけた。ちょっと分かりにくいが、ルリクワガタの産卵痕である↓。残念ながら、材が古すぎるのか、中には入っていなかった。
もうしばらくすると、また産卵痕が見つかった↓。
他人から見られないように身を潜めつつ、慎重に割ってみると、出た↓。羽化して間もない♀である。
また見つけた。腹が黒いが、これも♀↓。
ワシントン市内で見られるビレスケンスルリクワガタと同じに見えるが、種の同異は♂が出てくれないとはっきりしない。しかし、残念ながら、♂は出なかった。
場所を変えると、新しい産卵痕↓が乱打されている落ち枝を見つけた。しかし、材の中は幼虫のみ。低地のワシントンとは違って、標高が高いと、さすがにひと夏で羽化に至ることはないようである。
さらに場所を変えて、ここぞという、日当たりの良くない斜面。標高は800mほどか。やはりブナは皆無である。
ようやく、♂を割り出すことができた↓。
やはり、低地のワシントン市内と同じ、ビレスケンスにしか見えない。
次いで、また♀↓。
斜面で腰を折ることが多い採集のため、疲れた。これにて、終了。なんせ、国立公園のため無論のこと採集禁止で、目立たないうちに退散、である。
これがパーク・レンジャーの車↓。後部の、Law ebforcement(法の執行)という文字が自分には恐ろしげである。
結論。ビレスケンスルリクワガタは、ブナがなくても生息する。低地から山地まで、垂直分布は結構広い。
なお、他のルリクワガタは、見つからず。立枯れや宙ぶらりん材も丁寧に確認したが、産卵痕は確認できなかった。
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