それにしても、3時間粘ってエンマムシ類を1頭も見出せなかったなんて、どうなってるんだろう?
海岸(砂浜)には地形などの要因からそれぞれに個性(固有の微環境:砂の粒度、漂着物の多少、浜辺の背後の環境など)があり、その海岸の個性がそこに生息する昆虫相に反映されるのだろう。その海岸の個性が各昆虫の生態とどう結びつくのか、その点はときどき訪れるだけの虫屋には分かりようがない。
葉山一色(いっしき)海岸では、七里ヶ浜海岸と異なり、エンマムシ類だけでなくマルチビゴミムシダマシも見出せなかった。ハマヒルガオが生えているのにかかわらず、である。砂の粒度(大小)が影響しているのかもしれない。
一方、葉山一色海岸には、自分が三浦半島でこれまでここでしか見つけていないゴミダマがいる。
それが、これ↓。オオスナゴミムシダマシ。
この海岸でも見られるのは局所的で、↓画像の場所でしか見つけたことがない。
このオオスナゴミムシダマシは、七里ヶ浜海岸では見られないのである。
採集に費やした3時間で他に見つけたゴミムシダマシは、↓ハマヒョウタンゴミムシダマシのみ。これとて多くはなかった。
ということは、ニセマグソコガネダマシはもとより、この辺りではドが付く普通種と思われるヒメホソハマベゴミムシダマシさえ見ることがなかった、ということである。
たった一度の3時間の砂篩い採集の結果を過大視してはならないが、海浜性甲虫の分布は、なかなか複雑なものがありそうだ。
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