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2023年08月08日19:43

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今シーズンの主なポイントについての感想

 今年は、都区部某所の調査参加を除いては、自主的な神奈川県RDB調査に時間を費やしている。

 その中で、4月初めに試しに訪れてみた川崎市中原区の多摩川河川敷のポイントが、個人的に大ヒットだった。対岸や上中流地域を占める東京都で長く記録のなかったヤナギハムシが数多く見つかり、その他も神奈川県で記録の少ない甲虫がいくつか安定的に見つかっている。市街地真っただ中の下流域にかかわらず、である(川崎フロンターレの本拠地スタジアムはすぐ近くにある)。

 要するに、そのポイント自体が貴重なのであり、裏を返せばそのポイントは絶滅危惧に常に瀕していると言える。一つ一つの希少な虫よりも、河川敷に局所的に残されたこの小さな自然こそが、保護の対象であるべきである。
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 一方、鎌倉市の七里ガ浜海岸もまた、県内で他の場所ではなかなか見られない希少な甲虫がいくつか繁殖している。しかし、絶滅リスクの状況は上記とはまったく異なるように見える。

 七里ガ浜はサーフィンの名所であり、また、富士山と江の島を一望できる都会近くの観光地であることから、海岸には常に人出が少なくない。また、交通量の多い国道が迫っており、たびたび砂浜に工事が施され、重機が入る。要するに、「自然度」はもともと高くないのである。

 ここでは、地形の特殊性により波が荒く、そのため新鮮な漂着物が浜に継続的に供給され、それによって希少な虫が繁殖している。この状況が続く限り、希少な虫たちの絶滅の恐れはけっして高くないように思える。

 ただ、砂浜が減少するリスクは高い。これについては、希少生物の保護という目的ではなく、サーフィンの名所であること、そして風光明媚な観光地であることが、行政を砂浜の保全に動かし続けていくことだろう。
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 この砂浜に人出を増やしている新たな原因の、江ノ電鎌倉高校前駅近くの踏切↓。スラムダンクという漫画(アニメ)の「聖地」だという。
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