甲虫の中で最大の種数を誇るハネカクシについて、恥ずかしながら、これまで幼虫を見た覚えがない。
ハネカクシをよく見る機会といえば、例えば、落ち葉篩い。しかし、落ち葉篩いでさまざまな種類のハネカクシの成虫は見ても、幼虫を確認したことがないのだ。
先日、甲虫学会例会の後の懇親会で、アリヅカムシを研究している農大のT氏に聞いてみた。「ハネカクシの幼虫を見たことがないのだけれど、何故だろう?」
その答えは・・・
「ハネカクシは幼虫の期間が一般的に短く、それはおおむね7月頃です。」
「とすると、冬場の落ち葉篩いでは、幼虫が見つかることはないんだ。」
「そうでしょうね。」
私のような日和見採集者は、落ち葉篩いは甲虫の採集方法が限定される冬場にしか試みたことがない。しかし、そんなことでは、けっして生態の全容をつかむことができないのだ。
とはいえ、通常の採集で忙しい夏場に落ち葉篩いをするかと問われれば、今のところは「うーん」と唸るしかない。
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