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2017年09月06日20:59

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天鵞絨黄金

 晩夏から初秋にかけて、我が家の周りでは(タダ)ビロウドコガネが目立って増えてくる。隣の神社のみならず、我が家の猫の額(狭い庭のことです)にも、夜、地面の上に何個体か見られるようになる。中には赤茶けた個体もいるので、この期間に土中から新成虫が出てくるものと思っている。

 さて、ビロウドコガネが夜間に地面で見られるのは、土中から出てきたばかりだからだろうと、これまで漠然と考えていた。

 ところが昨晩、自宅の庭を懐中電灯で照らしていると、地面に落ちたサルスベリの花にしがみついているようなビロウドコガネを2個体見つけた。どうやら落ちた花の花弁か、それを支えるガク?を食しているようであった。
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 そんな場面を見ると、地面にいるビロウドコガネはただ漫然としているのではなく、何かを食べている(または食べ物を探している)のではないかと思うようになり、そのような目で他の個体を探してみた。

 同じく、自宅庭で↓。これは、地面に這う蔓状の草の生葉を食べているところ。
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 隣の神社で↓。この個体については、変色した落ち葉を食べているのかどうか、(たぶんそうだろうけれど)必ずしも明らかでない。
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 同じく、隣の神社で↓。これは、まだ緑色をしている樹木の落ち葉を食べているところ(同じ個体を二つの角度から撮影)。
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 ちょっと見回っただけなのに、何という雑食ぶり。

 早速、ビロウドコガネについて、図鑑やインターネット上の解説などを見てみると、「成虫は植物(主に草本)の葉を食べる」くらいにしか書かれていない。それはそれで誤っていないのだが、実際には、生葉だけでなく、地面の落ち葉や花弁なども食べていることは、知られているのだろうか。

 また、いくつかの記事では、本種は「昼行性」とされている。しかし、自分の見たところでは、本種は昼よりも夜間の方がずっと見つかりやすい。昼間も活動するが、むしろ本格的には「夜行性」ではないかと思われる。

 それにしても、雑食である。見つかるのは、たいてい単発的であり、一つのホストに複数個体が群がるという場面は想像しにくい(上の画像3枚目の生葉を食べている個体についても、その植物に付いているのは一個体だけで、その近くではサルスベリの落ちた花弁を食べている別の個体がいるのである)。このような雑食性こそが、市街地で繁殖を続ける秘訣なのだろう。
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