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神奈川県レッドデータの更新のための昆虫関連の実地調査は、この夏で終わった(はずである)。自分は担当者ではないので詳細は分からないが、年内にも新たなレッドデータの方針を作って、今年度中に更新作業を了するとのことである。
自分は、この3年間、あくまでも自分の興味と都合に基づいてであるが、些少ながら調査に協力してきた。その結果、このレッドデータ調査について、いろいろと思うところを持つようになった。
その中で最も感じることは、平地性の種の動向については、近隣の都県のレッドデータや採集記録を参考にしつつ、広域に捉えるべきではないか、ということである。
具体的に言えば、例えば河川敷によく見られる種について、多摩川両岸でレッドリスト種が異なっているのは、自分のように両岸を見ている者にとってはいかにも妙なことである。(ただし、多摩川の神奈川県側は下流域のみであるため、東京と神奈川でレッドリスト種が異なるのはやむをえない面がある。)
例を挙げれば、ヤマトヒメメダカカッコウは神奈川県で絶滅危惧�粁燹�東京都ではリスト外。ハンノヒメコガネは東京都では絶滅危惧�砧爐如⊃斉狎邯�ではリスト外。このような例は少なくない。
各都県のレッドデータは採集記録に基づいて判断せざるを得ないため、たまたま自都県の採集記録が欠けている種については、リストに入りやすくなってしまう。そのような場合には、自都県の記録のみにこだわることなく、近隣都県の近隣地の採集記録も参考にし、さらには近隣都県のレッドデータ上の取扱いも参考にするとよいのではないか。平地性の虫は、県境に構うことなく自由に移動しているのだから。
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