今日は日本甲虫学会の東京例会。
講演は、N津氏による、シギゾウムシの話。
分類の話、日本産シギゾウの生態の話、などなど。淡々とした語り口ながら、シギゾウ愛にあふれた内容と話しぶりだった。
印象に残ったのは、エゴシギゾウムシとエゴ(ウシヅラ)ヒゲナガゾウムシの話。両者は同じエゴの木の実で競合関係にあるはずで、成虫の活動と実への産卵は、エゴシギゾウの方が早いという。
このことに関する演者の問いかけは、「エゴシギゾウムシは、本当にエゴの実から発生しているのだろうか」という、根本的なものだった。この驚くべき問いは、ゾウムシ屋の間で真剣に検討されているらしく、演者は幼虫がどちらに羽化するか飼育中とのこと。
この問いに関して、自分は答えを持ち合わせていない。自分のフィールドでは、エゴヒゲナガゾウムシはいても、残念ながらエゴシギゾウムシは見られないのである。エゴシギゾウが産卵した実には、エゴヒゲナガゾウは産卵しない、という単純な棲み分けではないのだろうか?
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