虫の分布というものは、なかなか分からないところがある。
例えば、サクラに付くリンゴカミキリや、ツツジに付くツツジコブハムシ(ムシクソハムシの一種)。
東京都区部においては、無数と言ってよいほどの数のサクラやツツジが植えられているが、リンゴカミキリやツツジコブハムシはそう簡単には見つからない。分布が局所的なのは、単に薬剤散布の影響だけではないように感じられるが、なぜ局所的なのかは分からない。
一方、虫によっては、そのような市街地の植栽をうまく利用して、広く分布している種もある。その中で、外来種は一時的にせよ異常なほどに増殖することがあるので、要注意である。
木曜日、港区三田の某公園のサクラ(おそらくソメイヨシノではない)の生木の一本に、大きな脱出口を見つけた。
縦長の楕円という穴の形状から、脱出口の主についての第一感は、都区部でもよく見られるウスバカミキリ。しかし、自分はこれまでウスバカミキリの脱出口をサクラで見たことがない。
これが、Ken爺さんも話題にしておられる例の外来種、クビアカツヤカミキリのものだとすれば一大事だが、脱出口はウスバカミキリと同じ縦長の楕円なのだろうか。
また、クビアカツヤカミキリであれば、幼虫が出すフラス(木屑)が幹からこぼれているはずだが、そのサクラにはフラスは見られなかった。ただし、園内の数あるサクラのうちの別の一本の高い場所に、フラスらしきものがこぼれ出ているのを見つけた。
自分は、このようなフラスについても、サクラで見かけた記憶がない。
まさかとは思うが、しばらく観察を続けてみようと思っている。
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