神奈川県のレッドリスト(昆虫・クモ類)が更新された(2026年版)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/cnt/f12655/p1197500.html
前回の2006年版以降の各種の生息状況に関する定量分析に基づき、甲虫については、絶滅リスクの高い絶滅危惧��A・B類の種数が大幅に増加した。
自分も調査のごく一端を担ったところであり、また、取りまとめ担当者のご苦労も非常に身近に感じていたので、リストの内容についての批判はしたくない。そうではあるものの、個人的に意見を申し上げたい点はある。
水生のものは、農薬等による水質悪化や侵略的外来生物の侵入により絶滅リスクが高い(または絶滅した)種が大幅に増えているのは理解できる。また、高山帯に乏しい神奈川県では山地性の種が鹿の増加等に起因する生息環境悪化を受けて絶滅リスクが高まっていることも納得できる。
一方、(水生でない)低地性の種の多くについては、定量分析の結果であるとしても、そもそも調査が十分に行われていないのではないか。このリストに上がっている種ひとつひとつに、各生態についての知識に基づいた十分な生息調査がなされたとは、思い難い。特に、海浜性の種とマツに依存する種については、生息環境の悪化を過大視する傾向にあるように感じられる。ここ20年で、県内の海浜の状況はそれほど悪化しているのか、山地はいざ知らず低地のマツは本当に減っているのか。いずれにしても、絶滅危惧と呼ぶからには、それを裏付ける十分な調査があってこそであり、「調査が十分になされない

その結果、生息記録がない

定量分析に反映」ということであってはならないと考えるのである。
ぐだぎだ書き始めると止まらなくなりそうなので、やめておきます。
ログインしてコメントを確認・投稿する