今日は日本甲虫学会の東京例会に出掛けた。
講演は3本。
まず、金子氏による「小笠原諸島に生息するコガネムシ上科甲虫について」
糞虫は、ヒメホソケシマグソコガネとナンヨウニセツツマグソコガネの2種が」生息しているとのこと。そのヒメホソケシマグソコガネは灯火に来るという。
この話を聞いて、かつてラオスの首都ビエンチャンで、夜間メコン川河川敷沿いの灯りに多くのホソケシマグソコガネ類が飛来していたことを思い出した。そのときの画像@ラオス↓
亜熱帯地域のホソケシマグソコガネ類は走光性があるのかもしれない。
次いで、保坂氏による「東日本産ツチゾウムシ属の分類学的再検討」
自分はツチゾウムシ属に高い関心を持っているので、興味深く聴いた。ツチゾウムシ属は、森本(2015)によって生殖器(単為生殖の種については貯精嚢)の形状により多くの種に分けられたが、その分類は東日本の種(単為生殖)の分子系統分析とおおむね整合的であるという結論だった。なるほど。
個人的な関心は、チビツチゾウムシ属はツチゾウムシ属と違って日本本土では2種(フトゲ・ホソゲ)にしか分類されていないが、ホソゲは貯精嚢などの形状が個体によって変異するため、こちらは本当に1種で良いのか、というもの。もっとも、単為生殖種なので、無理して分類する意味はないと考えてはいるが。
最後に、野村さんによる、主に今回の皇居調査に関する講演。
上の2枚目に種数があるが、皇居では今回の調査(第�郡�調査)により1,122種となった。
皇居調査(日記ではこれまでは「都区部某所調査」としていた)については、今月中に報告書が出る予定。これに関しては、今後も随時この日記で取り上げていきたい。
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