12月1日付拙日記では、私がこれまで主に近場で採集しホソゲチビツチゾウムシと考えていた個体は、上翅の毛が太短いことなどから、実はホソゲチビツチゾウムシとは異なる種ではないか、と書いた。
一方、10月31日に都区部某所で採集した個体(↓画像再掲)をあらためて検してみると、こちらは上翅の毛が細長く、ホソゲチビツチゾウムシで良いようであった。
そこで、両者の受精嚢を比較してみる(注:ホソゲチビツチゾウムシは♂が見られない)。
まず、都区部某所産(上の画像の個体)。
↑画像の受精嚢の形状は、海外で再記載?された本種の受精嚢の形状と一致する。
次に、目黒区の東工大構内産。
そして、川崎市宮前区産。
受精嚢の形状が明らかに異なっている。
なお、この受精嚢の形状は、12月1日の日記で言及したウェブサイト昆虫網Insectaにホソゲチビツチゾウムシとある個体(やはり上翅の毛が太短い)の受精嚢の形状にも一致する。
ちなみに、ホソゲチビツチゾウムシ
Trachyphloeosoma advena はハワイから記載され、その後米国本土でも見つかっていることから、ウェブサイトBugguide上にその画像を見ることができるが、やはり毛が細長いタイプのように見える。
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