昨日は、家族の用事で横浜市都筑区に行き、少し時間をもらって雨が降らないうちに田んぼの探索。トゲバゴマフガムシの追加採集狙いである。
およそ30分で4頭。♂が2頭混じっていてくれた。
↓♀個体。交尾器を取り出すことを優先したら、♂個体は首が取れたり、片方の翅が取れたり。
↓21日付の日記で言及した、さやばねNS (7): 18-31にある後胸腹板突起の図↓。横浜で採れる可能性のある種は、D のトゲバゴマフガムシと E のニッポントゲバゴマフガムシである。
採集した♂の1頭目の後胸腹板突起↓。やはり中央を縦隆起線が貫いているように見えることから、E のニッポントゲバガムシっぽい。
一方、交尾器を見ると、側片の屈曲具合や側片の先端が太くなっていることから、トゲバゴマフガムシと一致する↓。
♂2頭目も同じ↓。
なお、♀の1頭目の後胸腹板突起の縦隆起線も、基部から先端まで貫いているように見える↓。
他方、もう1頭の♀の後胸腹板突起の縦隆起線は、基部の近くで途切れているが、先端部分で短く復活しているように見える↓。
要するに、♂交尾器からはトゲバゴマフガムシであるが、後胸腹板突起の縦隆起線については、さやばね報文と一致しないのだ。その報文ではトゲバゴマフガムシの多数の個体(関東のもの数頭を含む)を検しての上での結果なのに、謎である。自分の隆起線の見方が悪いのか。
いずれにしても、種の同定のためには♂交尾器が最も信頼すべき形質であろうことから、この田んぼに居るのはトゲバゴマフガムシであるというのが結論。
ニッポン(珍しい)でなくて残念。
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