特定の虫をターゲットに採集に出かけて、首尾よくその虫を見つけることができたら、それほど嬉しいことはない。想定外の虫と出くわすのも嬉しいことに違いないが、本来の採集の醍醐味は、狙って採ることにある。
たとえ、それが地味な虫であろうとも。
6月18日、アラメゴミムシダマシに都区内では10年ぶりに出会えたのは、自分にとって心の中で快哉を上げる出来事だった。
しかし、狙った採集と言っても、10年前と同じ場所を丁寧に見回っていたら1頭だけ目の前に出現してくれただけのことである。この虫の効率良い見つけ方は未だに分からないし、もう一度見つけて来いと言われたら自信はない。
まあ、虫採りはいつも確率論、どんなに意気込んでもそこに絶対はないのである。
その一方で、ある時偶然見つけた虫に再び出会いたくて、それを見つけた時期にそれを見つけた場所で毎年繰り返し探してみるのだが、全く見つからないという例はいくつもある。首尾よくいった採集の数はほんのわずかで、その陰に無数の無駄足があるのである。
ログインしてコメントを確認・投稿する