「つまらなそうな場所」は都会の中にもあるので、普段の仕事中でも外回りの機会さえあればごく短い時間を作って立ち寄ることができる。もちろん、ほとんどの場合、そんな場所ではたいした虫は見つからない。
しかし、たまに例外もある。
名だたる大企業の本社ビルが並ぶ、東京都千代田区丸の内。東京駅に近い皇居外濠。
2年連続で、9月20日前後という同じ時期に、同じように単子葉植物の葉に止まっているジュンサイハムシを見つけた。
ジュンサイハムシは皇居で繁殖しているに違いない。しかし、この外濠には食草のヒシやジュンサイなどの浮き草は見当たらない。何故この虫がこんな場所に居るのか不思議だが、2年続きなので、偶然ではないのだろう。
ちなみに、ジュンサイハムシは神奈川県では県全体で絶滅危惧�砧爐忙慊蠅気譴討い襦�そんな虫を、仕事の合間(この時期に丸の内に来る用事があるのだ)に摘まめるなんて、いいのだろうか?
そして、例の新宿区のビルの谷間。
虫が居ると期待もせずに覗いたら、イタドリハムシが多産していた。イタドリハムシは珍しくもない虫だが、場所が場所だけに少々驚き。
個体の多くはイノコヅチの葉上だったが、その後飼育したところ、イノコヅチは食べない。そうであればタデ科の食草がここに生えているはずなのだが、それが何かよく分からない。来春の宿題なのだが、もうこの場所に仕事で寄る機会は残念ながらない。
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